【馬込町沿革誌】塚本松平(当市馬込町)著の『馬込町沿革誌』(昭和六年刊)には馬込川の資料がのっており、『浜松郷土志料』(昭和八年昭和堂刊)は飯島千里(当市中山町)著で浜松伝馬の資料などが紹介されている。【遠南のしぶき】『遠南のしぶき』(昭和十年宝林堂刊)は鈴木実(浜名郡可美村明神野)著。著者の生まれた可美村とそれに隣る新津村(現浜松市)の口碑や伝説民俗等がまとめられている。
【都田村郷土誌】『水乎都久志』(昭和十一年宝林堂刊)『都田村郷土誌』(昭和十五年宝林堂刊)は富田準作(引佐郡都田村)著。富田はそのほか『引佐郡郷土調査誌』(昭和九年刊)『西遠人物誌』(昭和十年刊)『引佐郡都田村食物習俗調査』(昭和十七年刊)『都田村郷土実態調査』(昭和二十二年刊)などに協力している。
【川上秀治】また川上秀治(敷知郡天神町村上中島、現当市中島町生、当市名残町住)は『県居翁百五十年祭記録』(昭和七年十月刊)『森暉昌百八十年祭献詠集』(昭和八年五月刊)『県居神社献詠歌集』(大賀辰太郎編、昭和五年~十七年)など遠州国学者や歌人の著書・草稿等を多く筆写している。