目次
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第五章 太平洋戦争と浜松
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第一節 戦時体制下の浜松
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第二項 全市をあげて戦力充実へ
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統制経済の進行と産業の両編成
配給制 食糧営団
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生産力が減り必需物資に統制が加わり配給制が実施されるようになると、物資販売の卸問屋は統制機関に吸収され、小売業は配給商と変わり、商業もまた衰微していった。これは経済の再編成でもあった。これを米穀商でみると、静岡県食糧営団ができたのは昭和十七年十二月であった。前頁上表は当時の市内配給所数である。