[町内会の解散と総代会の発足]

33 ~ 33 / 900ページ
【町内会 総代会】
 民主化の波は町内会にも及んできた。町内会やさらにその下部組織である隣組は国や地方自治体の行政の末端を担当(補佐)し、これまで軍国主義や戦争の遂行に重要な働きをしてきた。会長や組長は地域の有力者が長期にわたって務めることが多かったが、昭和二十一年一月に浜松市長は町内会に対して、町内会長の選出方法を推薦制から町内世帯主の選挙により決められたいとの通知を出した。そして、翌二十二年三月二十日に町内会長会を市議会議事堂で開催し、これまであった百二十一の町内会を三月三十一日限りで廃止し、これに代わって四月一日からその名称を総代会とすることにし、事務所は○○町事務所とすることにした。当時は上からの改革が強行されていたのである。