[暴力団の取り締まり]

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【浜名地区警察署 暴力団】
 昭和二十三年二月十七日午前八時、国家地方警察の浜名地区警察署及び浜松市警察署は合同で、国家地方警察静岡県本部の応援を得て、暴力団の取り締まりを行った。この日は浜名地区署三十名、浜松市警四十名の警官が一斉に西遠地方の博徒の親分や露店街のボスを急襲し、拳銃や実包、日本刀、短刀などを押収した。この時、捜索を受けたのは相生町・追分町・大工町、浜名郡積志村・北浜村などの親分や幹部たち十六名であった。国警静岡県本部の刑事課長は今後も徹底的に暴力団の一掃に力を入れると述べていた(『静岡新聞』昭和二十三年二月十八日付)。しかし、浜松では暴力団の勢いは止まらず、様々な事件が繰り返されることになるのである。