浜松商店界連盟

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【浜松貯蓄組合】
 戦災によって焼け野原になった商店も目覚ましく復興し始め、町や地域に商店が連合した商店会が出来ていった。このようななかで、業界が一致団結してより一層の発展・向上を図るという目的で、昭和二十三年十月二十九日に浜松商店界連盟が結成された。同連盟に加入したのは次の十八町と一地域であった。
 
 鍛冶町・板屋町・鴨江町・砂山町・常盤町・名残町・追分町・旅籠町・田町・肴町・千歳町 ・連尺町・高町・伝馬町・新町・旭町・平田町・大工町及び東部
 
 連盟の事業目的は、①商品の宣伝、陳列または装飾の研究、②官公署との連絡、陳情、建議、③経営の合理化、商店界復興に関する研究、④優良店及び従業員の表彰、⑤税務の相談、⑥講演会・講習会の開催、⑦その他連盟の目的達成に必要な事業であった。
 商店界連盟の発足記念として、昭和二十三年十二月十五日から一週間、福引付き年末大売り出しが開催され、七百三十四店が参加し大成功を収めた。さらに商店界連盟は、昭和二十四年から浜松貯蓄組合を発足させた。この組合は各商店の金詰まりや納税に対して相互に支援し合う窓口となった。