[全線復旧と新車の導入]

286 ~ 287 / 900ページ
【本社ビルでの業務再開】
 昭和二十一年六月一日に本社ビルがようやく応急修理を終えると、本社が西鹿島から戻って復興計画遂行の拠点となった。後述する浜松鉄道との合併直後の翌年六月一日には旭町─遠州浜松間が復旧した。これにより、戦後初めて一八・六キロメートル全線の運行が可能になった。さらに車両会社が生産を再開すると、遠鉄は昭和二十三年に一挙に電車四両(二編成)を新造し、輸送力の強化を図った。