[銃後奉公会から援護会へ]

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【浜松市援護会 慰問品 援護資金募集演芸会】
 先述のように浜松市銃後奉公会は昭和二十一年一月に解散、代わって浜松市援護会が設立された。援護会には戦災被害が比較的軽かった農村部から慰問品として庄内白菜が贈られた。また、各戸にもんぺ、靴下、手拭い、食器類などの提供を求める一戸一品供出運動を展開、各町内会長や青年会、婦人部などに協力を依頼し、要援護者の生活再建を助けていった(『新編史料編五』七 史料51・53)。また、昭和二十一年七月には浜松市援護会主催、浜松市婦人連盟後援の下、浜松松竹劇場で援護資金募集演芸会を開催した。出演は鈴木式織機劇団であった。同様な援護会は可美村をはじめ、近隣の町村でも組織されていた。