指導業務と衛生行政

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 新たな保健所法は戦後の動揺混乱する社会に向けた、実に広範囲な公衆衛生の指導業務と衛生行政の機構(組織と職員・施設)を統括する法律である。
 実際に取り扱う業務内容は、例えば医療行政一般、衛生・保健(食品・狂犬病・環境―水道や清掃)、母子衛生(健康相談・巡回指導)、栄養指導(知識啓蒙・講演会・コンクール)、疾病予防と対策、結核予防と対策、精神衛生、性病予防、試験検査、歯科衛生、保健婦の活動などである。