神社の統合 墓地の移転

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【五社神社 諏訪神社】
 浜松の旧市内には多くの社寺があり、寺院にある墓地も大きな面積を占めていた。これらの社寺と墓地の移転や統合は都市計画を推進する上で必要欠くべからざるものであった。神社のうち合併したものは五社神社と諏訪神社で、旧五社神社内に五社神社諏訪神社と改称し、仮社殿を建てた。諏訪神社の跡地は後に市が買収し、浜松市民会館が建てられることになる。肴町の大安寺の墓地は寺院の南側にあり広大な面積を占めており、旭町の法雲寺の墓地は浜松駅前の一等地に大安寺以上の広大な墓地があった。大安寺の墓地は昭和二十六年度に、法雲寺の墓地は同二十七年度にそれぞれ中沢墓園に移転し、跡地は道路や住宅・商店などの換地となり、都市計画の推進に大きく寄与した。