[国体夏季大会の開催]

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【国体夏季大会】
 国体の水上競技は昭和三十二年九月二十二日午前八時五十二分、浜松市営元城プールに役員・選手の入場が開始され、千三百七十一名の選手・役員が参列、待望の開会式が行われ競技が開始された。浜松市からは二十二名の選手が参加した。会場には一万五千人の観客が詰め掛け超満員の盛況、二百円の入場券がプレミアム千円という状態にまでになった。大会は四日間にわたって熱戦を繰り広げ、浜松の選手では教員百メートル背泳に出場した信愛高校の野島宏選手が優勝し、万雷の拍手を浴びた。漕艇競技は九月二十三日に入野町の佐鳴湖で開会式が行われ、地元の佐鳴会の男子が一般ナックルフォアに、女子が女子ナックルフォアに出場、女子は八位に入る健闘をみせた。浜松市内は花で飾られ歓迎ムード一色で、選手からは日本一の運営と讃えられ、入野の民宿のサービスも満点の評価を得た。

図3-34 国体夏季大会開会式