[笠井聖観世音奉賛会]

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【笠井聖観世音】
 近世以来の地域住民の信仰を集め尊崇されてきた笠井聖観世音は、浜松市と合併するまでは、笠井市場のにぎわいの「表徴」であった。合併後の笠井地域の住民が抱く閉塞感や退勢を挽回させるべく、その中核に据えたのが笠井聖観世音であった。その組織的復興運動を推進させるために、その奉賛会を昭和三十一年十二月に設立した。すなわち、この笠井聖観世音奉賛会の設立主旨と会則は復興運動の目的と組織運営を記したものである(『新編史料編五』 四宗教 史料36)。