浜松市店舗装飾コンクール

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【ぬいや化粧品店 みゆき喫茶店】
 昭和二十九年(一九五四)十二月一日から十日にかけて第一回浜松市店舗装飾コンクールが開催された。当時、浜松の中心商店街の整備は、静岡市の中心街に比べ後れを取っていた。そこでイメージアップを図る目的で浜松商店界連盟と商工会議所の共催でコンクールを実施することになった。参加した百余の商店を対象に、商店診断の専門家が外装、看板、開放度や商品陳列などの工夫に採点を加え優良な店舗を表彰することになった。審査の結果、特別優秀賞(知事賞)に有楽街のぬいや化粧品店が選ばれた。第二回目の店舗装飾コンクールは、同三十年十二月に七十一店が参加して行われ、鍛冶町のみゆき喫茶店が特別優秀賞に輝いた。この催し物は商店の近代化に役立ったと言われている。