本田技研工業

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 本田技研工業は、これまでの創業の地の山下工場とその後建設した野口工場、製茶工場を借用した住吉工場を持っていたが、いずれも町工場程度で機械などの設備は古かった。これらを統合して近代的な大工場を建設すべく市に敷地の斡旋を依頼した。当初上島町地内が第一候補となったが地主との折衝がうまくいかなかったため、第二候補地として葵町の飛行第七連隊跡地に目を付け、国へ払い下げを申請した。その結果、同地に払い下げを申請していた富士航空も本田技研と共に払い下げを受けることになった。