【継電連動装置】
戦後になると、こうした構内作業における要員の合理化と保安の強化を目指して継電連動装置の導入が大きな駅を中心として進められた。これによって信号機、入換標識や転てつ機(ポイント)が一カ所に集中された制御盤上で電気的に、しかも短時間に操作することが可能となった。当時、この装置が使われていたのは、東海地域では米原駅と大垣駅くらいであった。浜松駅への導入はこれに次ぐもので、総工費約一億円、昭和三十一年末に着工し、三十三年一月二十八日に使用を開始した。
図3-42 継電連動装置
[継電連動装置の導入]