[自動踏切警報装置と遮断機]

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【自動踏切警報機 自動踏切遮断機】
 電車がスピードアップする一方、自動二輪車をはじめとする交通量が増加して踏切事故も増加した。このため、踏切の安全を確保する必要性が高まり、昭和二十九年六月、遠州八幡─遠州助信間に第一号自動踏切警報機を、三十二年九月には遠州浜松─遠州八幡間に第一号自動踏切遮断機をそれぞれ設置した。警報機や遮断機の設置は、三十三年までの四年間に二俣電車線と奥山線を合わせて二十七カ所に及んだ。
 
【軌条の交換】
 また、従来の三十キログラム軌条(一メートル当たりの重さが三十キログラムのレール)が大型車両の導入や運行回数の増加等といった負担に耐えられなくなったため、昭和三十四年に最初の三十七キログラム軌条との交換が遠州共同(現さぎの宮に統合)─遠州松木間(現積志)で行われた。