[浜松郵便局の新局舎]

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【浜松郵便局】
 浜松郵便局の木造局舎は、築後わずか十年で老朽化し、床は沈み、雨漏りも始まるといった状態で、「みすぼらしいバラック」に見えるほどであった。この局舎の建て替えと拡張については、歴代局長の懸案となっていて、昭和三十年ごろから周辺の土地の買収などの準備が進められていた。そして、三十二年十二月に第一銀行浜松支店裏などの仮局舎への移転と局舎取り壊しを開始、三十三年二月十日に新局舎を総工費一億二千万円で着工し、三十四年三月二十四日に落成式を挙行した。新局舎は鉄筋コンクリート建て地下一階、地上四階で、業務は同年四月一日から開始された。

図3-57 鍛冶町通りから見る郵便局と浜松駅