[詩]

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【『巣』 『詩旗』】
 昭和二十七、八年ごろには、詩誌が次々に発行されている。『巣』(昭和二十七年二月)は、岡本廣司(国鉄浜松工場)、浦和淳(銀行員、本名=小池誠二)が中心。浦和は第二章で『詩旗』取り上げた『詩火』誌上でも活躍している。この雑誌は短期間で終わったらしい。『詩旗』(後述、昭和二十七年十月創刊)は、前記岡本や平山喜好(第二章に既出)ら国鉄浜松工場関係者によって創刊されたもので、本格的な詩誌として長く続いた。