[劇団たんぽぽ]

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【劇団たんぽぽ 小百合葉子】
 児童を対象に、全国的な巡回公演を展開していた劇団たんぽぽの主宰者小百合葉子が、様々ないきさつを経て、活動の本拠地を浜松市元魚町に移したのは、昭和二十八年のことであった。やがて劇団は、文部省から実績を認められて社団法人教育演劇研究協会劇団たんぽぽと称することになった。昭和三十年二月のことである。この陰には、山根七郎治・岡本富郎・山内泉・松本長十郎ら地元の文化人の後援があった。この後、劇団の公演の範囲は県内にとどまらず、沖縄や北海道にまで広げられる。

図3-86 小百合葉子