[遠州鉄道バスの業績推移]

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 以上のような市営バスの採算悪化に対して、遠州鉄道バスの営業利益は期間(昭和三十四年度~同四十七年度)を通じて黒字を保った。昭和四十年代前半には乗合部門の営業収入が停滞したが、四十年代半ばからは増加に転じている。特徴的なのは、昭和四十四年頃から貸切部門の営業収入が急増し、大阪万博のあった四十五年度は約十五億円と前年比七割近い増加を示したことである。万博を機会に自動車営業収入合計に占める貸切部門の割合が約五割となった。