[若年人口の都市部への集中と保育園の増加]

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【保育園】
 昭和三十年代に始まった経済の高度成長は、都市部への若年労働者の人口集中をもたらし、昭和四十年代半ばから保育園の新設が増え出した(表2―45)。中でも乳児保育への要望が高まっていき、市立、民間を問わずそれらの要望に応えていった。昭和四十年、鴨江町に乳児専門の保育園「愛恵ナースリー」が開園し、生後八カ月から三歳までの子が入園し、保育時間は朝七時半から夕方五時半まで(日曜・祝日は休み)、保育料は二歳未満が六千五百円、二歳以上が六千円であった(『広報はままつ』昭和四十年七月二十日号)。
 
表2-45 昭和41年~昭和47年に設置された保育園(所)
施設名所在地
経営主体
定員
現員
設立認可年月日
備考
天使園ベビーホーム
成子町
(福)聖母福祉会
60
60
昭和41年4月1日
昭和39年開園
わかば保育園
三方原町
(福)聖隷福祉事業団
120
120
(20)
昭和41年11月1日
昭和11年無認可の施設保
育所として発足、昭和30年
わかば保育園と命名
笠井保育園
笠井町
浜松市
80
80
昭和43年4月1日
愛恵保育園
鴨江三丁目
(福)浜松乳児福祉会
80
80
昭和43年4月1日
昭和40年未熟児保育園と
して設立
滝沢保育園
滝沢町
浜松市
30
21
昭和43年10月1日
ヘリオスプレスクール
福島町
(福)浜松児童福祉園
90
90
昭和44年4月1日
都田保育園
都田町
(福)都田会
60
60
昭和44年6月1日
ルミーナプレスクール
和田町
(福)浜松児童福祉園
90
90
昭和45年4月1日
小沢渡乳児保育園
小沢渡町
浜松市
60
29
昭和47年4月1日
浜松市立初の乳児保育園
出典:『市政の概要』昭和47年度、静岡県保育所連合会『40年の歩み』より作成
注:所在地は設置時の町名を記した。
注:定員・現員は、昭和47年6月1日現在。また、かっこ内は細江町措置分。