ごみ処理施設

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【南部清掃工場】
 浜松市の清掃施設には、ごみ処理施設とし尿処理施設の二つがある。ごみ処理施設として昭和五十六年二月にこれまでの南部清掃工場が全面改築されて稼働を開始した。この施設の特徴はガス化溶融システムが採用され、効率よくごみが処理されることであった。また、随所に公害防止・省エネ・自動化システムが積極的に取り入れられた。また、余熱利用施設として温水プールも造られた。
 
【静ヶ谷最終処分場 粗大ごみ破砕施設】
 これまで不燃物の埋め立て処理は和光・中田島・呉松の埋立地で行われていたが、年々増大する量に対処するため、呉松町の静ヶ谷に最終処分場を建設することにし、昭和五十五年九月三十日に竣工した。この施設がこれまでの埋立地と大きく違うのは破砕処理施設が設けられたことであった。不燃物のうち、汚泥や土砂は直接埋め立てられるが、その他は粗大ごみ破砕施設で機械処理され、①磁性物(鉄くずなどの金属類)、②可燃物(紙くずなど)、③高分子類(ビニールなど)、④不燃物(ガラス類など)に分けられ、①は業者に売却、②は清掃工場へ運んで焼却、③と④は埋め立てるという仕組みであった。この施設が出来たものの、市民が不燃物として出すものには可燃物が四割も入っていて、処分場の係員を悩ませると同時に多額の出費が問題となった。この広大な最終処分場も八年間で満杯になるとされ、改めてごみの減量が求められることとなった。この後の平成二年には、平和最終処分場が建設されることになる。