浜松市消防団に方面隊が組織されたのは昭和二十七年(一九五二)のことであった。大規模な消火活動を考慮して、地区的にまとまっている四~五の分団から一つの方面隊が編成された。昭和四十年の庄内村合併により四十分団となり、九方面隊を編成していたが、その後市域の拡大に伴う分団の統廃合等もあり、昭和四十八年(一九七三)からは八方面隊となっていた。
昭和五十七年度(一九八二)には、消防団は予想される東海地震等災害に備えて、消防団活動をより充実させるため、方面隊の編成替えを実施した。編成替えは従来の方面隊編成にとらわれず、抜本的な再編で、これまでの八方面隊から九方面隊とした。九方面隊の編成は図3―13の通りである。浜松市消防団と浜松市消防署との関係は図3―12(消防管轄区域及び消防機関配置図)参照。

図3-13 浜松市消防団の機構と9方面隊の編成