カルチャーセンター

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【松菱友の会文化教室 浜松SBS学苑 浜松中日文化センター しずおか社会保険センター浜松】
 日本初のカルチャーセンターは昭和三十年東京に開設された産経学園であった。カルチャーセンターとして大きな話題になったのは同じく東京の朝日カルチャーセンターで、昭和四十九年四月に開校した。以後、放送局や新聞社系のカルチャーセンターが全国各地に出来て、民間の教養講座として定着していった。浜松で比較的大きなものとして出来たのは松菱百貨店の会員組織・松菱友の会が開設した松菱友の会文化教室で、昭和四十五年に始まった。当初は英会話教室などがあったが、昭和四十六年には茶道・ペン習字・乗馬・木目込人形・絵画など二十三もの教室が出来た。若い女性は嫁入り前のおけいこに、奥様は余暇を利用して手編みやろうけつ染めに、そして、中年は戦争時代で体験できなかったいろいろな事を〝四十の手習い〟として始めた。戦後二十五年余、高度経済成長は経済的な余裕をもたらし、人々は文化の面でも様々なことを享受できるようになった。この成功を受けて静岡新聞・静岡放送系の浜松SBS学苑が昭和五十年四月二日に旭町で開講、書道・日本画・油彩画などの教室が出来た。同年十一月十日には中日新聞社系の浜松中日文化センターが連尺町にでき、講座数は六十を数えた。以後、市立の公民館にも各種の講座が開かれ、カルチャー人気はますます高まった。そして、昭和六十三年十月二十五日にはしずおか社会保険センター浜松が北寺島町にオープン、鉄筋四階建ての大きなビルでトレーニングルームも備え、健康保持増進事業としてエアロビクス、ヨガなどを取り入れ、また、生きがい創造事業では多くの講座を開講、平成元年の受講生は二千人を超えるまでになった。