[教育文化奨励賞]

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【浜松市教育文化奨励賞】
 浜松市教育委員会は昭和五十六年十一月二日に第一回浜松市教育文化奨励賞の表彰式を行った。これは名誉市民の故山本又六の遺志を母体に創設され、教育の振興と文化の向上に優れた業績を挙げ、かつ、将来一層の発展が望まれる個人や団体に贈られるもので、第一回目は個人三人と二団体に賞状と賞金が授与された。個人は音楽文化の向上に尽くした富永忠男曳馬小校長、心身障害児教育の実践に尽くした栗原昭男蜆塚中教諭、遠州地方の産業・経営史の研究に取り組んだ大野木吉兵衛浜松短大教授、団体は長年小中学校の郷土の副読本を編集してきたのびゆく浜松編集委員会、そして美術の普及と振興に尽くした遠州美術会であった。以後、団体としては浜松放送劇団、かたりべの会(点訳・朗読奉仕)、浜松青年会議所などが受賞している。