[バスロケシステムと都市新バスシステム]

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 市営バスの遠州鉄道への移管を契機として、サービスの向上や都市交通の総合的な在り方について協議が行われた。この結果、一部路線へのバスロケーションシステムの導入や中心市街地のゾーンシステムの導入が図られた。
 
【バスロケーションシステム】
 昭和六十一年四月一日、市営バスの遠州鉄道への移管実施計画の一環として、市営バスの四路線が移管された。これに伴い、遠鉄バスは、移管路線のうちの西じゅんかん線にバスの接近を自動的に知らせる県下初のバスロケーションシステムを導入し、同路線の十一カ所の停留所にバス接近表示パネルを設置した。同年七月には掛塚さなる台線にも同システムを導入した。
 
【都市新バスシステム 低床式ワイドドア車両】
 遠州鉄道はまた、国からの補助を受けて、昭和六十二年十月一日から市内の国道一五二号線等を運行する六路線について都市新バスシステムを導入した。同システムは、バス専用レーンを設置して運行のスムーズ化を図るとともに、低床式ワイドドア車両の導入、風防付きバス待合シェルターの設置、バスロケーションシステムの整備を一体として推進した。