【浜松科学館】
昭和六十一年五月一日、浜松科学館がオープンした。昭和三十七年に開館した浜松市児童会館は昭和二年に建造された浜松市公会堂を改築したものであったが、子供たちが科学や郷土の現在と未来を楽しく学ぶことが出来る優れた施設であった。また、子ども会活動の拠点でもあった。しかし、老朽化したこともあって、国鉄浜松駅の東、北寺島町に科学館に衣替えして開館した。子供たちの科学する心を養い、創造性豊かな子供の育成や親子の触れ合いの場となることを目的に、多くの展示品やプラネタリウムなどが備えられ、楽しく体験しながら学べる工夫が随所に込められたものであった(『広報はままつ』昭和六十一年四月二十日号)。