【ミニドック 成人病検診】
既に昭和五十九年七月六日付『静岡新聞』の記事によれば浜松商工会議所は第十三回目の成人病ミニドックを聖隷三方原病院予防検診センターの協力のもとに、特に希望者には肺ガン・胃ガン・肝臓ガンの検診も行ってきていた。昭和六十年五月二十九日付『静岡新聞』の記事では、浜松商工会議所がミニドックの検診料を一万円(非会員一万四千円)、胃ガン検診料は三千百円(非会員も同額)、肺ガン検診料は三千六百円(非会員も同額)と設定したことを報じている。昭和六十二年六月二十一日付、および同年六月三十日付の『静岡新聞』には、浜松商工会議所が「会社成長 社員の健康から」という標題で、会員企業(小規模企業・商店)を対象に、従業員の健康管理を充実させるために成人病検診に取り組む姿を伝えている。この時、浜松市の大幅な助成を受けて検診料負担を軽くし、また婦人科検診も加えている。右に記した昭和六十年五月二十九日付『静岡新聞』の記事のように、検診料はミニドック(肝機能・糖尿病・循環器・腎機能などの検査)が一万円(会員)であったものが、市の助成で市内居住者(四十歳以上)は二千六百円。市が最初に助成した六十一年度は検診料七千六百円。市の助成拡大の理由は、六十年度に比して受診者が六十一年度に二十二・八%増(延べ二千三十三人)の実績を示したからであった。