【地域音楽教室】
浜松市が、音楽のまちづくりを一層推進するために、公民館付設体育館等を会場にして、地域住民を対象に各地域での音楽教室を発足させたのは昭和五十八年度のことである。初めは、八カ所で行われていたが、これを十四カ所に増やしたのは平成二年から。地域音楽教室のことは、『浜松市文化協会10年のあゆみ』にも取り上げられているが、そこに掲載されている『公民館だより』の写真などを見ると、音楽教室は地域によっては音楽会または音楽祭と称して開催されているようである。この催しは、内容がそれぞれの地区で工夫され、地域の人々が生の音楽を通して音楽に対する意識を高めると同時に、相互の触れ合いの場ともなり、音楽のまちづくりの推進と地域のコミュニケーションづくりに役立った。