[都市の緑化と緑の基本計画]

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【事業所緑化助成制度】
 浜松市内の小中学校のブロック塀やフェンスを生け垣に替える学校緑化事業は昭和六十三年四月からスタートし、特に道路(歩道)と接する部分にはサザンカなどの樹木が植えられた。また、都市景観条例に基づき、平成元年度からは事業所緑化助成制度を発足させた。これは事業所が緑化のための樹木を購入する場合、百万円を限度として樹木購入費の二分の一以内を補助する制度であった。市内の道路の緑化は街路樹三万本(高木)を目指してきたが、これは平成七年度末に達成、平成十二年には四百四路線(国、県道も含む)に高木(三メートル以上)三万六千三百六十五本、中木(一~三メートル)二万一千三百七十三本、低木(一メートル未満)百二十一万六千三百十一株となった。このうち、市道での高木本数のベスト5はケヤキ、ナンキンハゼ、クロマツ、ヤマモモ、マテバシイであった。これら苗木の供給基地として市内豊岡町に豊岡苗圃が開園したのは昭和六十三年十一月であった。その他、中心市街地にはスタンド式フラワーポットや花壇など数多く設置され、道路に花を添えるフラワーロードが各地に誕生した。