[様々な活動]

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 平成の時代に入ってからも市内の学校では様々な活動が行われ、各方面から高い評価がなされた。その全てを記すことは不可能なので、ここではごく一部にとどめる。平成五年九月以降十一月下旬までの三カ月足らずで、全国規模の受賞件数は約十件、文部大臣表彰だけでも三団体を数えた。そのうちの西都台小学校は学校保健・学校安全の分野で、浜松市教育研究会栄養部は学校給食功労者として表彰された。また、以前から受賞の多かった全日本健康推進学校の選考で有玉小学校が全国優秀校のすこやか大賞を受賞した。また、十年に及ぶ国語教育への実績が認められて追分小学校が博報賞を受賞、また、全国各地から浜松市の学校への参観者は増え続けていた。これについて浜松市の河合九平教育長は「浜松の教育の理想像は健やかな子供の育成。数々の受賞も学校・家庭・地域が三位一体となって取り組んできた成果で、浜松の教育に対する評価と考えている。」と述べていた。篠原小学校の器楽合奏部は以前から優秀な成績を収めていたが、平成九年に全国学校合奏コンクールで全国第二位に選ばれた。篠原地区は伝統的に音楽教育が盛んで、地域一丸となっての演奏会がたびたび開かれていた。平成四年には全国中学校ソフトテニス大会で北星中学校の山田・大庭組が優勝した。また、浜松市中学野球国際親善育成会は市内の中学校の優秀な野球選手を選抜して台湾での国際親善中学野球交歓試合に派遣、国際親善試合を通じてたくましい子供に育てることに努めた。この親善試合は長く続くことになる。平成に入ってから多くの学校で新しい体育館やプール、柔剣道場などの施設の整備が続いた。
 また、多くの学校で朝読書、体力づくり、里山教育、ビオトープ、水田や畑での勤労体験実習、各方面への奉仕活動、職場体験などが行われた。中学校の修学旅行は広島まで足を伸ばす学校も増え、中には私服で修学旅行を実施する学校も出てきた。