児童・生徒の障害の重度・重複化は盲・聾・養護学校でも進行し、より適切な対応が求められるようになった。平成十一年三月に改訂された新しい指導要領では障害の状態を改善したり克服するための養護・訓練の領域においては、指導内容を改善し、自立できるような態勢をつくっていった。
　この後、障害のある子供たちを支援する特別支援教育の在り方に検討が加えられ、盲・聾・養護学校は特別支援学校の制度に改められていくことになる。