【聖隷介護福祉専門学校】
平成元年四月四日付記事では、聖隷介護福祉専門学校(津久井十校長)の入学式が三日、遠州栄光教会三方原教会で挙行されたことを報じた。昨年四月に開校した第二期生(十八歳から四十五歳までの四十五人の入学生)に当たる。二年間の学習で卒業とともに、社会福祉士及び介護福祉士法(昭和六十二年法律三十号)の規定に基づいた資格職が得られるのである。介護福祉士とは、専門的な知識や技術を持ち、身体上・精神上の障害がある人に対して、入浴、排泄、食事などを含む介護や、介護に関する指導を行う人をいう(『ブリタニカ国際大百科事典』)。
高齢化社会に向かう日本の現状では、職業人としての介護者自身が認知症の親を抱えている場合もあり、老人福祉の問題は課題が多い。介護福祉士の労働条件など社会的位置付けの重要性は増している。