[聖隷福祉事業団の運営]

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【聖隷福祉事業団 藤島一郎】
 このような赤字体制を精算して平成二十年、聖隷福祉事業団が運営を担うことになった。浜松市リハビリテーション病院の藤島一郎院長は、回復期リハビリテーションの提供はもとより、脳卒中後遺症、骨・関節疾患、嚥下障害、音声障害、スポーツ外傷、高次脳機能障害への医療を進めることを述べている。『浜松医師会史』(平成二十四年七月刊)の時点で、病院の名称は改称されていないが、ここに至ってみると、先に『浜松情報』が予測した状況に近い結果となったと言える。他方、その診療科目は右のほかに高齢化社会を迎えることを前提に、社会生活の変化と人間活動の展開を予測して、広範囲にして専門化したものを標榜していることが注目される。