羅漢古碑 らかんこひ

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所在地 東広島市西条町寺家
年 代 室町時代 長享三年(1489)
形 状 花崗岩 高さ八〇cm ヨコ一二〇cm タテ四〇cm
銘 文 刻碑曰瑛玉孕盃宝剣蘊箱(以下略)
    長享三天自己酉二月時正太陽
概 要 現在、寺西小学校の校庭東側隅にある石碑は竜王山山麓の羅漢池のほとりにあったもので昭和三年(1928)に移設された。
 碑文によると鏘鏈と言う66歳の僧が刻んだものである。
全文が漢字約200字で、内容の前段は仏の功徳、後段は自らの心境や、身の回りの情景を述べている。一例として
  「村は笛の音が夕もやの中に聞こえ、遠くの寺の鐘の音が聞こえる頃には夕日が沈む」
 碑文の全文は財団法人寺家会発行「寺家の歴史散歩」に掲載。

[羅漢古碑]