下見廻国記念碑 したみかいこくきねんひ

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所在地 東広島市西条町下見
年 代 江戸時代 文化十二年(1815)
形 状 花崗岩 高さ一六〇cm ヨコ三二cm タテ三五cm
銘 文 奉納大乗妙典日本廻国供養
    天下泰平 日月清明 肥後熊本 順道 妙順 各霊
    肥後平次郎、阿□禅六、同智□ 肥後建□
       文化十二亥 十月 大坂世話人
概 要 「廻国塔」は、釈迦滅後、弥勒菩薩がこの世に出現するまで、大乗妙典と呼ばれる法華経(妙法蓮華経)をわが国六十六ヵ国の霊場に保存する目的で六十六部書き写し、それを一部ずつ霊場に納める目的で国々を廻ったり、廻っていることを銘文にした塔のこと。
 行者は白衣を着て背に仏像入りの厨子や笈摺を背負い、家々に合力を求めて廻国した。

[下見廻国記念碑]