年 代 昭和六十二年(1987)
形 状 花崗岩 高さ 一五二cm ヨコ三一cm タテ三二cm
銘 文 賀北部隊 原爆被災難者救援之碑
昭和二十年(一九四五)八月六日朝、広島ニ原爆投下。即日部隊召集、西農北寮集結。翌七日早朝ヨリ順次広島入市。爆心地ヨリ数百米内ノ域内及周辺ノ被災者救援ニ当タル。時正ニ炎熱酷暑ノ下、負傷者ノ収容、遺体ノ処理作業週余ニ亘ル。惨状凄絶ノ限リ。隊員ノ活動目覚マシク、疲労困憊其ノ極ニ達ス。
昭和六十二年八月七日 賀北部隊有志建之(部隊有志名一六七名略)
概 要 国土防衛隊(通称賀北部隊)2個中隊250名は八月七日午前五時西条駅出発。海田駅から徒歩で、広島駅北の東練兵場から広島城跡、西練兵場に集結する。
広島城跡を中心に被爆者の死体焼却処理、横川方面の防護、救援活動にあたった。
碑は賀北部隊元隊員有志が建立した。かつては毎年慰霊祭を行っていたが、最近では老齢のためその行事は行われていない。
(用語解説 賀北部隊 参照のこと)
[賀北部隊原爆被災者救援之碑]