板碑(いたび)

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 板碑については全国の状況がよく調査、報告がなされているので、その内容を要約する。
 広島県の板碑の初見年次は1290年代であり、最も早い長崎県(1190年)に比べると約100年下る。
 また基数について中国地方は全国総数(5万2千)の内の0.3%とされ(文献6)全国的に非常に少なく、従って広島県も全国的に板碑の非常に少ない県である。