凡例

一、『新編弘前市史』通史編は全五巻で構成し、本巻はその第一巻のうち、古代・中世の分野を収めた。

一、本文の記述は、原則として常用漢字および現代かなづかいを用いた。ただし、固有名詞・人名・地名および特殊な用語については、この限りではない。

一、固有名詞・人名・地名・歴史用語などのうち、難読なものや誤読のおそれのあるものには適宜ふりがなを付した。複数の読み方があるものは、そのうちの一つを示したが、他を否定するものではない。

一、本文中の人名などには、原則として敬称は省略した。

一、年号は原則として和年号を用い、( )の中に西暦年を併記した。

一、年月日の表示については、明治五年十二月二日までは太陰暦を、それ以降は太陽暦を用いた。

一、本文中に職業や身分に関する卑称・賤称が史料表記のまま使用されている場合があるが、これは事実に基づく歴史研究に役立てるためであり、差別や卑称・賤称を容認するものではない。

一、歴史的地名は、その直下の( )内に現在の地名を併記した。

一、本文の記述にあたって、多くの資料・文献を参考にした。これらの典拠は本文中の( )の中に示した。典拠について、資料は「 」内に、刊本は『 』内に表示した。

一、『新編弘前市史』資料編の参照箇所の表示については次の略語をもって示した。

  『新編弘前市史』資料編1(古代・中世編)……(史料・史料番号)

一、本書に掲載した写真・図表および写真・図表の元となった資料の所蔵者・提供者・典拠は巻末に一覧表にして掲載した。

一、本巻の執筆分担は次のとおりである。なお、全般にわたって小口雅史が校閲・補訂した。
  第三章 第一節・第二節 高杉博章  第三節~第五節 小口雅史
  第四章 第一節第一項 小口雅史  第一節第二項 小口雅史・鶴巻秀樹
      第一節第三項・第四項 工藤清泰  第二節 小口雅史  第三節 佐々木馨
  第五章 第一節 小口雅史  第二節 工藤大輔  第三節 工藤清泰
      第四節第一項・第二項 千葉一大  第四節第三項 工藤大輔
      第四節第四項・第五項 小山彦逸  第五節 佐々木馨