荻原井泉水来弘す

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大正四年(一九一五)に旧渋茶会のメンバーが名を連ね、竹内抱甕子(たけのうちほうようし)や松木星陵(まつきせいりょう)らが「層雲」弘前支部を結成した。その前の大正元年に「層雲」の総帥荻原井泉水(おぎわらせいせんすい)が弘前の成田夜雨(なりたやう)宅に投宿している(同前No.七三七)。以後、弘前は井泉水派の拠点として、その流れは「群青」、「群鳥」、そして戦後の「鷹」へと続いていく。