2.青荷層Ⅲ)(あおにそう)

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 今泉(1949)の命名によるが、ここでは北村ほか(1972)の再定義による。模式地は、黒石市浅瀬石川(あせいしがわ)支流の青荷川流域。浅瀬石川東方の丘陵地一帯に広く分布する。本層の下部は、基底礫岩*7・凝灰角礫岩・白色細粒凝灰岩より成る。本層中部は、人頭大ないし拳大の軽石を多量に含む無層理*8の軽石質凝灰岩より成り、その岩相は竹館層の岩相と極めて類似する。上部は石英安山岩溶岩より成る。層厚は400~500m。
 備考:村岡・長谷(1990)のカルデラ内青荷凝灰岩と石英安山岩溶岩(沖浦デイサイト)を合わせたものに相当する。