11.大日影山層Ⅸ)(おおひかげやまそう)

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 井上・三浦(1961)の命名による。模式地は、大鰐町平川支流の虹貝川上流の大日影山付近。模式地付近にほぼ帯状に分布する。岩相は、変朽安山岩*39及び同質凝灰角礫岩を主体し、最下部に基底礫岩的な性格を持つ礫岩がわずかに発達する。虹貝川上流に分布する本層の基底礫岩中から Pecten Sp.、 Cardium sp. 及び Glycymeris sp. 等の軟体動物化石を産する。層厚は約300m。
 備考:金谷(1949)の藍内川層の下部、井上・酒井(1960)及び(1962)の天狗森層の一部、大沢(1962)の藤倉川層の一部、岩井(1965)の尻高沢層に相当する。