18.尾開山凝灰岩※Ⅷ)(おびらきやまぎょうかいがん)

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 村岡・長谷(1990)の命名による。模式地は、大鰐町尾開山周辺。弘前盆地南東縁に円弧状に分布する。岩相は、北部では海成の軽石凝灰岩、南部では溶結凝灰岩である。どちらも優白な軽石やガラス片から成り、異質岩片はまれにしか見られない。本層に対比される凝灰岩は、津軽平野の鮮新統や第四系下にも分布する。層厚150~250m。
 備考:岩井(1965)の竹館層と小高ほか(1969)の大落前川層を合わせたもの、北村ほか(1972)の尾開山流紋岩部層に相当する。