29.下山形礫層Ⅵ)(しもやまがたれきそう)

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 小高ほか(1970)の命名による。模式地は、黒石市下山形付近の浅瀬石川北岸の中位段丘崖。上位の浅井火山灰ともに、浅瀬石川流域での中位段丘を構成している。岩相は、模式地では斜交層理のよく発達した火山灰質砂礫から成る。礫は中礫程度以下の火山岩片で、軽石も多い。下流の豊岡・牡丹平付近では凝灰岩を挟み、一部で軽石質凝灰岩となる。さらに下流では再び火山砂礫となり、黒石市街地付近から西方まで同様な層相を示す。層厚は、模式地で約6m。