30.十三湖層Ⅶ)(じゅうさんこそう)

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 小貫ほか(1963)の命名による。中里町芦野におけるボーリングにて確認されたものに基づいて命名された。津軽低地帯の古岩木川谷底を埋積して沖積平野を形成する「いわゆる沖積層*45」のうち、五所川原砂礫層よりも上位の堆積物を指す。岩相はシルト及び砂から成る軟質な地層で、下部互層部層(シルトと砂の互層、N値*41=3~8)、中部シルト部層(砂のレンズを挟む、N値=0)、上部砂部層(所により砂質シルト及び泥炭を挟む、N値=0~6)の3部層に細分されている。上記ボーリングの最深部(深度39m)の泥炭は9,050±250y.B.P.*42の年代を示す。層厚は30~40m。