33.相馬集塊岩層Ⅱ)(そうましゅうかいがんそう)

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 大沢(1962)の命名による。模式地は、相馬村屏風岩付近。模式地周辺を中心に東西に帯状に分布する。岩相は、安山岩集塊岩*43及び同質凝灰角礫岩を主とし、同質火山礫凝灰岩・凝灰岩・溶岩、酸性凝灰岩*44及び流紋岩溶岩を挟み、流紋岩の岩脈に貫かれている。西目屋村沢田付近から貝化石を産出したという報告がある(大沢,1962)。層厚は300~700m。
 備考:金谷(1949)や岩佐(1962)による相馬安山岩類及び岩井(1965)の相馬安山岩部層とほぼ同じ。