目次
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新編弘前市史 資料編1(考古編)
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第1章 地形と地質
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第2節 地質系統一覧
36.高根段丘礫層Ⅶ)(たかねだんきゅうれきそう)
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小貫ら(1963)の命名による。中里町高根の高根橋建設工事における基盤調査のボーリングによって海水準下10~15mに分布する砂礫層に対して命名された。礫及び砂質礫層から成り、埋没段丘
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を形成している。この埋没段丘は、南へ漸次浅くなり、森田村下福原付近で海水準上5m(ほぼ地表面)となり、さらに南下すれば地表に現われる。本段丘の形成時期は、津軽低地帯下の埋没谷が完成する前で、十三湖層に不整合に覆われる。層厚5~7m。