37.竹館層Ⅲ)(たけだてそう)

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 岩井(1965)の命名による。模式地は、平賀町の唐竹川流域。弘前市薬師堂南東方の大館山北東部に広く分布する。岩相は、無層理ないしかすかに層理を示す白色軽石質凝灰岩より成り、砂質凝灰岩・流紋岩・凝灰角礫岩などを挟む。平賀町尾崎鉱泉上流では、人頭大の軽石を含む無層理の凝灰岩と層理明瞭な石質細~中粒凝灰岩と互層する。層厚は、薬師堂付近で450m、尾崎鉱泉付近で150m。
 備考:今泉(1949)、北村ほか(1963)の青荷層の一部、小高ほか(1970)の竹館層、村岡・長谷(1990)の尾開山凝灰岩に相当する。