40.出来島段丘堆積物Ⅵ)(できしまだんきゅうたいせきぶつ)

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 小貫ほか(1963)の命名による。模式地は、木造町七里長浜の出来島付近。車力村牛潟、鰺ヶ沢町川尻など屏風山地域に分布する標高10m前後の段丘を構成する。岩相は、成層した淘汰良好な細砂から成り、部分的に細礫のレンズを挟む。縄文海進*49時の海岸堆積物と考えられ、山田野層を不整合に覆い、その境界面には穿孔貝*50によると思われる巣穴が川尻付近で観察される。