41.遠手沢層(とおてざわそう)

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 岩井(1962)の命名による。模式地は、平賀町尾崎及び遠手沢付近。模式地周辺及び浅瀬石川左岸に分布する。岩相は、砂岩及びシルト岩から成る。下部は砂鉄を含む中~粗粒砂岩から成り、軟体動物化石を含む。中部は中~細粒砂岩及び凝灰質シルト岩の薄互層から成る。上部には厚さ1mの亜炭層を挟むシルト岩が発達する。青荷層や温湯層を不整合に覆う。層厚は約100m。
 備考:今泉(1949)の古懸層、浅瀬石層(青森県,1954)の一部、今泉(1949)の大釈迦層に相当する。村岡・長谷(1990)では模式地における本層が大釈迦層に、浅瀬石川左岸に分布するものは六萬平層に対比している。