47.鍋子沢層Ⅲ)(なべこざわそう)

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 小高ほか(1969)の命名による。模式地は、碇ヶ関村津苅川支流鍋子沢上流。十和田湖西麓より馬糞森山一帯に分布する。岩相は、流紋岩及び同質火砕岩から成る。無層理の溶岩、凝灰角礫岩及び石質凝灰岩を挟む。基質・角礫の区別なく鉱染*53されていることが多く、粘土化・珪化作用*54が著しい。層厚約200m。
 備考:小高ほか(1970)及び北村ほか(1972)の鍋子沢層に相当する。